具材によっては野菜をカットしたり、事前にトレーに並べたりします。
原料を混ぜとろみがつくまでしっかり加熱します。
かやくやスープをトレーに入れます。
マイナス35℃の冷凍庫で凍結します。
凍結したスープは真空乾燥釜の中でじっくり乾燥させます。
乾燥したスープは乾燥状態を確認して箱の中で保管します。
きちんと乾燥しているかの検品をしてから包装機に供給します。
パックした製品をダンボール箱に詰めます。
出来上がった製品は品質検査を受けます。
FD(フリーズドライ)はもともと軍隊の携行食として缶詰に変わって生まれた製法で、水分を蒸発させて保存しやすくする製法のことです。素材本来の風味をにがさないように低い温度で乾燥させることで、素材そのままの味、食感、香り、栄養成分が生きるという利点があります。
地上で水が沸騰するのは100℃、これが1気圧。富士山の頂上では2/3気圧と気圧が下がるので、水は87℃で沸騰します。
これを応用したのがフリーズドライで、約1/1500気圧に下げることで、氷点下で氷が水蒸気になります。
湯戻しの時には氷の跡の小さな穴にお湯が入り込むことで元に戻り、スープを美味しく食べることができます。